キン消し

1980年代は、色々な物がブームになり廃れた時代でもありました。
そんな中に「キン消し」一大ブームを巻き起こした物でした。
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キン消し

キン消しは、正式には、「キン肉マン消しゴム」と言う、消しゴム製の人形を指します。
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種類は、キン肉マンの連載が続く限り無限に増やす事が出来ました。
購入は、ガチャガチャ(ガジャポン)で購入が可能でした。
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ガチャガチャなので、何が出るのか分からず、また、欲しいキャラクターが出るまで何度もガチャガチャを回した男子はいたはずです。

遊び方

遊び方ですが、実は、これと言った遊び方はありませんでした。
人形同士をぶつけて仮想バトルをしたり、単純にコレクションをして眺めたりと言った方法しかありませんでした。
因みに、消しゴムですので、勿論、文字が消せるのですが、今と違い当時のキン消しは、消すと余計に汚れるという何とも作りでした。

また、コレクションする男子が多かったため、レアキャラ同士の交換なども活発に行われました。
レアキャラとしては、漫画、アニメで人気のキャラクターになりますので、「阿修羅マン」「バッファローマン」「ネプチューンマン」「ゼブラマン」などなど多くのキャラクターが人気になっていた記憶があります。

ブーム

ブームとしては、日テレでテレビ放送が始まったと同時にバンダイからキン消しが発売され、一気に火が付いた感じです。
1980年代の男子で、キン消しをもっていない子は、殆どいなかったのではないでしょうか?
雑魚キャラでも何でも、1つは筆箱の中なのか、家のどこかなのかにはあったと思います。
テレビでもフジテレビや日テレのお笑い番組でキン肉マンのコントをやっていたり、吉野家が一期にメジャーになったりしました。

1980年代は、チョロQ、ファミコン、ガンプラ、ビックリマンシールなどその後の色々な場面で影響を及ぼす商品がブームとなりました。
しかし、やはり時代の趨勢として、電子機器的な物が増えてきます。
既に出ていますが、ファミコンや、たまごっち、PS、AIBO、ファービー人形などです。
消しゴム的な物としては、70年代に「スーパーカー消しゴム」が流行り、机の上での対決も多くありましたが、80年代は、丁度、電子的な物とアナログ的な物の分岐点だったのではないでしょうか?
因みに、地域的な物かもしれませんが、牛乳のフタ、王冠なども収集の対象となりました。
男子の収集癖は中々の物がありました。

キン消しあるある

キン消しを集めていた人であれば、共感して頂けると思いますが。
1.引越や片付けをすると段ボールの中からキン消しが出てくる。
2.雑魚キャラばかり出て、誰も引き取り手のないキン消しが貯まっていく。
3.間違ってキン消しを使ってしまい、ノートを汚くした。
4.親が捨てがち。
5.犬を飼っている家限定ですが、犬小屋に何故か大事なキン消しがある。(そしてかじられている)

再燃

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最近ですが、キン肉マンの子供たちが活躍する漫画が始まり、昔のキン消しが復活しています。
当時と比べると立派になっており、大人を対象としている事が伺えます。