フジテレビ 女子アナ

1980年代にフジテレビは、「女子アナブーム」を巻き起こします。
その象徴的な女子アナといえば、「有賀さつき」「河野景子」「八木亜紀子」の3人ではないでしょうか?
この3人は、ともに1988年入社の同期です。
これは、フジテレビが女子アナという存在を「ニュースを読む女性」から「テレビの司会進行を行う女性アイドル」へと流れを変えるために行った人事施策といっていいでしょう。

この系譜では、どこがフジテレビの女子アナの最初とするか意見が分かれると思います。
曰く「なるほど!ザ・ワールドのひょうきん由美さん」
曰く「やっぱり、あの3人じゃないの」
曰く「中井美穂さんでしょ。」
といろいろと言われます。

個人的には、ひょうきん族の「長野智子」が女子アナとしては、系譜を始めた方ではないでしょうか?
それぞれの入社時期としては、
益田由美:1977年入社
長野智子:1985年入社
中井美穂:1987年入社
有賀・河野・八木:1988年入社

長野さんは、ひょうきん族の「ひょうきんベストテン」の司会を島田伸介と一緒に担当していましたが、水をかけられえる、熱湯に入る、落ちる、騙されるといったパワハラを全て受けています。
子供心に、「この人は、芸人に違いない!」と思っていました。
長野さんには、酷な話ですが、フジテレビとして長野さんを試金石としていたと思います。
つまり、女子アナは「会社員」なので、会社員にどこまでひどいことをしても「OK」なのか?
これは本人はもちろんですが、やはり、視聴者が「女性」に対しての認識の転換点でもあったと思います。

歴代のフジテレビ人気女子アナとしては、以下、多くの方を輩出しましたが、やはり、長野さんほど体を張った女子アナは見たことがありません。
小島奈津子:1992年入社
木佐彩子:1994年入社
内田恭子:1999年入社
高島彩:2001年入社
中野美奈子:2002年入社
平井理央:2005年入社

現在、長野さんはフリーとなりニュース番組のキャスターとして活躍されています。
長野さんとしてもひょうきん族のイメージが強すぎて、ご苦労されたと思いますが、今では安定感のあるキャスターになっています。

因みに、ひょうきん族には、長野さん以外にも「山村美智子」「寺田理恵子」が出演しており、同じようにひどい目にあっています。

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