ビートたけし

ビートたけしは、言わずと知れたビック3の一人です。

人物

ビートたけしは、本名を「北野武」と言います。
お笑いの活動の際は、「ビートたけし」を映画人など文化活動をする際は「北野武」として使い分けをしています。

有名な話ですが、浅草のストリップ劇場「フランス座」でエレベーターボーイとして働き始めるのが芸人になる第一歩でした。
下積みを経て、相方の「ビートきよし」と「ツービート」を結成します。
ツービート

ツービート

時代的には、漫才ブーム全盛の頃、ツービートよりもB&Bの方が人気があった時代でしたが、これは分かりやすさの違いかもしれません。
ツービートの漫才は、今で言うところのブラックネタが多くちょっと大人でないと分からない様な事も多かったです。
但し、子供が分からないと大人に聞くのでその際に色々と知ってしまうと言う側面もありました。

芸風的には、たけしが喋り続け、きよしがたまに突っ込むと言うスタイルです。
今だとウーマンラッシュアワーの感じに似ていなくもないのですが、ネタが全く違うので早いテンポだけは似ています。

オレたちひょうきん族

ビートたけしの人気が決定的になったのは、フジテレビの「オレたちひょうきん族」と日テレの「元気が出るテレビ」が決定的だったと思います。
ラジオでは、「オールナイトニッポン」がそれに当たるかと思います。
元気がでるテレビ

オレたちひょうきん族では、自身が体を張って、タケちゃんマンとして明石家さんまと一緒に水に落ち、熱湯に入り、粉をかぶりとしていましたが、元気が出るテレビは、スタジオでVTRを見ながらになったので一緒にする事は難しいのですが、あの当時この2番組は欠かさず見ていた子供たちは沢山いました。

映画監督

ビートたけしが凄いところは、芸人だけに留まらなかった事です。
本を書き、絵を描き、映画を取りました。
世界的には、映画監督としての「KITANO」が有名かもしれません。
その男凶暴につき
その男凶暴につきを皮切りに10本以上の映画を撮っていますが、有名な作品としては、ヴェネツィア国際映画祭 金獅子賞に輝いた「HANA-BI」が有名かも知れませんが、興行的には、「アウトレイジ」が一番良かったようで、続編も取られています。
武の映画の特徴としては、「やくざ」と言うか「暴力」が根底としてあったりします。
「HANA-BI」にしても、刑事とやくざと言った登場人物がおり、暴力的である点では間違いありません。

今は、法整備もされているので一般人と暴力団が接触する機会が少なくなっていますが、昔は、近所にも普通にいましたし、祭りの屋台などの的屋さんもその筋の方だったりして身近にいたことは間違いありません。
武も足立区で育っているので身近だった事が映像作品に反映しているのかもしれません。

ビートたけし

今でもトップを走り続けるビートたけしですが、お笑いに特化した明石家さんまと文化的な素養の高いタモリ、そしてお笑いだけに留まらず全方位的な「芸」につき進むビートたけしと言った色分けがある様に思います。
一面として、ビートたけしは、他のビック3と異なり多くの弟子がおり、タモリの様に身軽に動けない部分もあるのかもしれませんが、エネルギッシュである事に間違いはなく、芸風的にも体を張ったブラックな物が好きな事は、今でも変わらない様です。

残念な事に最近のテレビでは、ツービートの昔のネタを含めて放映が難しい為にその様な面があまり出ていないのは、ファンとしてさびしい限りです。

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