新しい波

2月に入り3月末で終了するフジテレビの「めちゃイケ」の後番組について話題が出るのですが、中々決まらない様ですが、何となく決まったようです。
めちゃイケ

土曜八時の新しい波

今までは、日テレの「世界一受けたい授業」、TBSの「ジョブチューン」などが押されている感があったのが、最近では、伏兵のテレ東「出川哲郎の充電させてもらえませんか?」が好調だそうです。
degawa
番組としては、出川哲郎が全国を電動バイクで旅をするのですが、充電はその場その場の方にお願いをして行きながらのドタバタバラエティーとなっています。

番組としては、テレ東が得意のスタジオなし、素人だより番組ではあり、路線バスの旅やYouは、何故日本に?とよく似た構成であるのですが、何と言っても出川哲郎の人柄と時々のゲストと地元の方との交流が何ともほほえましい番組内容となっています。

フジテレビのめちゃイケは、素人も出てきますが、やっぱり芸人さん達が各企画でどれだけ生かされるのかが面白さんの鍵となっている事とは、番組の構成部分から異なります。

フジテレビの構成というか、土曜日の八時に限定するなら、強い企画というよりもお笑い芸人達に「場」を用意して、その「場」で芸人の力量を使い、最大限の「お笑い」を作ってゆくという感じがします。
これは、めちゃイケだけではなく、オレたちひょうきん族でも「タケちゃんマン」という「設定」はあるのですが、その「設定」内でビートたけしや明石家さんまがドタバタのお笑いを作っていきます。

これに対して、テレ東は、芸人だけで構成された「場」に対して「素人」という「不確定要素」を持ってきます。
勿論、芸人さんの力量が問われる事は、フジテレビの場合と同じですが、「プロ」だけで構成されない要素が視聴者に「ほのぼの感」を与えている様です。

日テレの「世界の果てまで行ってQ」は、司会の内村さんの人柄が出ているのか、企画としては往年の「電波少年」を彷彿とさせる過酷な企画が多いのですが、編集とナレーションの巧みさとロケに出ている
出川、いもと、宮川、みやぞんなどのキャラクターを活かして、家族で見れる番組作りを徹底しているのが現在の好調の理由かもしれません。

後番組

さて、フジテレビの後番組ですが、どうやら「梅沢富美男のズバッと聞きます! 」という特番として放送された番組がレギュラー化する様です。
※ちょっと前は「世界!極タウンに住んでみる」という番組名も挙がっていましたが・・・・。

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番組としては、MCが居てひな壇にゲストが並ぶトークバラエティー形式になるのではないかと思います。
ある意味、フジテレビらしい番組ではあります。
素人にも編集とナレーション、そしてタレントのキャラに重きを置くのではなく、あくまでもタレントの力に頼る番組構成になる様です。

新しいフジテレビがよいのか、今までのフジテレビでいいのか、はたまた、番組を評価する基準としての「視聴率」の限界なのか?
色々と考えさせられる土曜日がやってきます。

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