コント55号の世界は笑う

「コント55号の世界は笑う」は、1968年7月13日からフジテレビで放送されたバラエティー番組です。
公開番組としては初のカラー放送番組でした。

コント55号は、1966年に結成(本人達は、コンビと思っていなかった様ですが)したばかりのお笑いコンビが、2年後には、冠番組をもつ事となりました。

この番組の切っ掛けは、同年4月にフジテレビで放送が始まった「お昼のゴールデンショー」のレギュラーとなり人気者となった2人を起用する事となりました。

コント55号の売りは、舞台を所狭しと動き回るオーバーなコントに加え、萩本欽一の執拗なツッコミと坂上二郎のナンセンスなボケが、番組が始まった当初は、ゲストの歌や漫才、落語などを織り交ぜた構成でした。
しかし、途中からコント55号のコントがメインの番組へと変化していきます。
これは、コントの脚本を萩本欽一自身が行う様になり、「立会演説会」「当たり屋」など、面白いコントを作って行きました。

因みに「立会演説会」は、別名「机」とも言われ「忘れもしない13年前!」のフレーズで始まるコントでした。このコントは、明石家さんまにも影響を与え、彼も度々このフレーズを使っています。

番組の視聴率は平均で30%を優に超えるものでしたが、1969年に裏番組に「8時だョ!全員集合」が始まると視聴者を取られてしまい、1970年3月に終了してしまいます。

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