90年代

1990年代は、加トちゃんケンちゃんごきげんテレビで始まりますが、90年代は、土曜日8時の枠に大きな変化が現れます。

それまで、8時だョ!全員集合に圧倒的な差をつけられていた他局でしたが、オレたちひょうきん族の成功を見て、この時間に対する対策を行います。
日テレは、「マジカル頭脳パワー」、テレ朝は、「暴れん坊将軍」そして、フジテレビは、オレたちひょうきん族の後続番組として、「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」を1990年6月よりスタートさせます。

ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!

この戦いは、以外にも加トちゃんケンちゃんごきげんテレビが1992年3月に終了をします。
6年間の平均視聴率18.1%と高い視聴率を記録していましたが、リニューアルをする事になります。
但し、リニューアル後の「KATO&KENテレビバスターズ」は、視聴率的には低迷し、6ヵ月で終了してしまいます。

フジテレビのウッチャンナンチャンのやるならやらねば!は、ビートたけし、タモリ、明石家さんまなどのBig3と言われたお笑い芸人の次の世代として注目されているコンビの一つでした。
すでに、幾つかの番組で人気が出ていましたが、この番組の全身番組として、ウッチャンナンチャンの誰かがやらねば!が木曜日の21:00から放送していた番組を土曜日の8時の枠にぶつけた形となります。

日テレの番組は、人気が出たのですが、野球中継により中断する事が多く、視聴者からの要望もあり、木曜日の時間帯へ移動となりました。
また、テレ朝の時代劇は、土曜日8時のバラエティー番組との視聴者層に違いがありました。

この時間帯での争いは、フジテレビのウッチャンナンチャンのやるならやらねば!の勝利に終わるかと思えましたが、不慮の事故によりウッチャンナンチャンのやるならやらねば!が1993年6月に終了してしまいます。

TBSも加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ終了後は、番組が迷走し、日テレのクイズ番組に触発され1993年に「どうぶつ奇想天外!」をスタートさせます。
これにより、同枠のドリフ色は一掃されました。

フジテレビは、ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!のあと、急な番組終了だった事もあり、バラエティー、クイズ番組などを放送していましたが、往年の勢いを復活させるまでには至りませんでした。
そして、1997年に深夜枠での実験的な番組放送を通じて若者の人気を得たいた「めちゃ2モテたいッ!」を同時間帯に移動させました。

1990年代は、バブルの崩壊もあり、価値観などが大きく変わる時期でもあり、多様化したニーズをうまく取り入れたフジテレビが土曜8時の時間を制しました。

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